因幡の小さな宝物たち | CHILDREN OF INABA
因幡の小さな宝物。それは未来への光へと繋がる...
現在の社会環境は、時代とともに大きく様変わりしています。
少子高齢化、インターネットやゲームの普及、凶悪犯罪の増加など子供の生活環境にも大きく影響していることが言えます。生活する上で物事が便利になってきていることや身近なところまで子供への危険を思わせることの結果としてコミュニケーションの機会が減り、相手を思いやる気持ちや相手に気を配ること、気を遣うことができなくなってきています。
このような「おもいやりの心」が希薄になってきている時代の中で、人間力、生きる力、コミュニケーション能力、おもいやりの心を醸成するため「異年齢交流」に着目しました。
異年齢交流という貴重な体験・経験
07年度は、「おもいやりの心 育成プログラム」モデル事業として、「合同演奏会」という共通の目標に向けて、高校生の吹奏楽部と小学生の合奏部が3泊4日の共同生活(通学合宿)を行う、「合宿DE合同演奏会」を企画し、実施、検証いたしました。
08年度は、継続した異年齢交流・共同生活と地域での循環に重きを置いて、再度実践、検証し発信していきたいと考え、「第2回 合宿DE合同演奏会」を企画し、実施、検証いたしました。
09年度は、異年齢交流事業をさらに広めて行く為に、新たな手法での開催を考えました。過去2年の事業を継承し今後の広がりを考え一部の学校限定ではなく、こども達やボランティアを公募で募集し関わっていただいた方に異年齢交流の素晴らしさを体験していただこうと思い2泊3日でのキャンプを通じ寝食を共にし、こども達が知恵を出し合い協力することで自分達だけの秘密基地を作り、交流を深めてもらいました。
体験学習を通じてこども達がコミュニケーション力を伸ばし、社会性や協調性を学ぶ場として「キャンプやろうぜ!! GOGOGO」を企画し、実施、検証いたしました。
本年度は、このように継続して行っている異年齢交流事業を青少年育成という広い目線で改めて検証し、将来の因幡地域を担っていくいまの子供たちに何が必要なのか、何が足りないのかを考え検証し、引き続き事業を行っていきたいと考えています。