(社)鳥取青年会議所 井上理事長 の"志の伝播" Blog
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自分にできること
昨日、エネルギー選択フォーラムに出席する前に、縫谷専務・幸田副委員長と共に宮古の被災地に足を運んで見ました。
港の周辺には全くと言っていいほど家がなく、建築物の基礎部分だけが見渡す限り点在している状態でした。瓦礫そのものは撤去されていましたが、1年が過ぎた今でも津波の恐ろしさが容易に想像できる光景が広がっていました。
撤去された瓦礫の山も車で走りながら探しました。土地勘がないままに、あちこち走りまわり幸田副委員長が見つけてくれた瓦礫の山は創造を絶するほど大きなものでした。たまたまそこに居合わせて地元の方とお話しする機会があり、「何もかも流されてしまった。福島の人たちはもっと苦しい思いをしている。」と肩を落とされている姿を見て何とも言えない切ない気持ちになりました。
「自分にできること」 人間が人間にしてあげられることはそんなに多くありません。
今日だって、自分の仕事に背中を追われながら、イライラするばかりで1日が終わろうとしています。それでも私たちはこの震災を忘れてはならなと思います。この震災を忘れないということは、自分以外の人への思いやりを忘れないということなのではないかと心から感じました。
瓦礫が撤去された広大な空き地に、ポツリポツリと新しい家が建っていました。「それでも人は同じ土地の同じ場所に家を建てようとするんだな。ここで生きようと家を建てるんだな。」そう思ったら涙が出そうな気持ちになりました。きっと一緒に来てくれた二人も同じ気持ちだったと思います。
岩手の人たちは皆暖かく、親切で、人懐っこい笑顔の人ばかりでした。この人たちの為に「自分にできること」を自分なりに精一杯考えようと思います。
最後に、今回の出向を受けて頂き、こういった機会を与えて頂いた安田監事と金田委員に感謝申し上げます。ありがとうございました。よい勉強をさせて頂きました。
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