因幡コミュニティ
芝生を活用した様々な取り組みが、この地域を元気にします。因幡地域が芝生の先進地であることを発信し、芝生のモデル地域として全国から人が集う元気な地域を目指します。また、それによって因幡市民が自身と誇りを持てる地域を目指します。
そのため芝生を発信、並びに普及させるための取組みが必要となるのです。
代表的な芝生に、「鳥取方式®の芝生化」があります。鳥取方式®は、グラウンドの面積や利用人数に応じて最適な方法で芝生を施工(ポット苗方式又はロール芝方式)し、必要最小限の維持管理により低コストで芝生を管理していく新しい芝生化の手法です。
芝梢作業・維持管理作業(水遣り・芝刈・施肥)を地域の皆さんとともに共同で行うことで、専門業者でなくても地域や保育園などで芝生化に取り組むことが可能です。
「屋外での遊びやスポーツをするのに転んでも 痛くなく、怪我の心配も無い天然芝生は、思いっきり動き回れるので、土のグラウンドよりずっと楽しい。」
2016年度の活動
2016年度は、地域の方々との繋がりを目的に、住民の方による公園の芝生の維持管理向上をテーマにしたイベントを10月16日(日)に出会いの森で行いました。
参加された方々には、芝生の上でのスポーツと芝生を勉強できるクイズを織り交ぜた「親子DEスタンプ&クイズラリー」や、芝生の種をまいてもらい持って帰ってもらう芝生生育体験などを体験してもらいました。
イベント当日は晴天にも恵まれ、予想をこえる3000人もの方々が来場!皆さんに楽しんでもらいながら芝生の維持管理の必要性について理解してもらい、大成功に終わりました!
2017年度の活動
『宿泊型避難所体験』 支え愛♡絆でつなぐコミュニティ in 千代水
コミュニティとは何か?なぜコミュニティが衰退傾向にあるのか?その原因は何なのか?思慮に思慮を重ねました。問題点としては、「ご近所どうしでも挨拶しない」「隣に住んでいる人も良く知らない」など、住民相互の交流が希薄になり、それに伴い町内会や自治会などの加入率も低下するなど、地域コミュニティが衰退傾向になっています。そして、子供を狙う犯罪や事故、高齢者の孤独死などが社会問題となっているが、地域の見守りや支えあいがあれば防げるものが多くあり、全国各地で地域コミュニティの必要性が近年重要視されています。
因幡地域でも無関係ではありません。しかし、鳥取県中部地震や2月の豪雪などを実際に体験し、被災したことで、日常生活ではコミュニティの必要性を感じていなかった方も、災害時では地域住民との助け合いが大切と感じている人が増えてきました。そこで、防犯・防災に着目し『防犯・防災=地域コミュニティは安心の基盤』と考え標題の事業を行うことにしました。
・陸上自衛隊に協力して頂き、カレーの炊き出しをして頂きました。
・段ボールで避難所を作り、赤ちゃんから高齢者の方までの多くの方が体育館に宿泊しました。
・HUG(避難所運営ゲーム)を、幅広い世代で行い、緊急時の避難所運営の設営を学びました。
・要支援者のお宅を訪問し、お助け活動をし、『支え愛♡MAP』を作成しました。
2018年度の活動
「日本一住みよいまち」とは何か?地域コミュニティとは何か?皆が何を必要としているのか?地域の抱える問題は防犯・防災や子育てしやすい環境の整備・少子高齢化等取り組むべき課題は山積しております。その中で本年度は、この地域の担い手は子育て世代とその子供達という所で子育て環境の整備に目を向け、育児における悩みや孤立を深める人が増える一方で、その解決を目指す行政・団体も更なる効果的な活動に結びつけていない現状に着目し、行政・団体の相互理解と連携構築、子育て世代に行政と団体の活動や存在を知ってもらう為の事業を実施しました。
まず、第1段階として、
『未来へテイクオフ 〜つながろう子育ての輪〜』を開催しました。
多くの子育て支援団体と鳥取県子育て王国推進局・鳥取市によるブース出展と子供達の夢を応援する『スイミープロジェクト』を同時で鳥取初開催し、当日は一般来場者だけでも200名を超え、多くの方に各団体、行政の存在や取り組みを知ってもらえたと感じました。また、開会前から各団体、行政でブース間を移動し、挨拶や活動説明等の交流が積極的に行われており、鳥取初開催のスイミープロジェクトを活かしての動員、子供達の笑顔や夢を引き出し、参加者も会場も笑顔で溢れた1日となりました。
この事業を通じて、子育て世代を中心に多くの方に各団体や行政の取り組みを広く発信し、子供達が夢を持つ事の素晴らしさを親子で感じる一歩となったと信じています。
そして、第2段階として、
鳥取県庁第6会議室にて行政、団体の意見交換会を開催しました。各団体の自己紹介・活動報告から始まり、現状の子育て環境の問題点を団体と行政の立場でそれぞれに報告し、各視点から見た問題点が数多く報告され、それに対する改善点、また各団体から行政への要望や行政から各団体への要望も積極的に出され、それをベースとして鳥取県に連名で提言書を提出し、更なる子育て環境の整備と連携を約束頂きました。
今後、新たな団体・企業・行政が関わる事で因幡地域のコミュニティの活性化と子育て環境の整備が因幡を初めとし、鳥取県全域へと少しずつでも広がっていくと確信しています。
2019年度の活動
今年度の地域コミュニティ委員会では、子どもを中心とした地域コミュニティの形成に繋がる運動として、「ごっつい祭!!〜未来につなぐ ぼくたちわたしたちの夏祭り〜」を開催いたしました。日常生活の中では地域の繋がりを必要としていない若い世代の人も、家族構成が変化したり、不測の事態に陥った時など、今現在は未経験のために必要性を感じていないだけで立場が変われば必要と感じるかもしれません。個人情報や犯罪から守られるために、また環境の変化で遊ぶ環境にも変化の出ている子供たちこそ、成長の過程で様々な価値観を持つ大人に触れるという経験の機会を失っています。今後、時代と共に情報化はさらに進み、家族の在り方、人とのコミュニケーションの変化はさらに広がると考えられます。だからこそ、年齢層を超えて互いに地域の人を知るということが必要であり、そのためには、世代を超えた交流の機会、異年齢層間での関わりについて考えていただく必要があると考えました。
まず、事前説明会にて出店店舗さんと参加児童の顔合わせを行い、どんなものを出店するかをきめてもらい子供たちがチラシの作成を行いました。
そこから事業までの約1か月間、子どもたちによる手作りチラシを地域の方に配布したり、子どもたちが主体となって地域の方と繋がるきっかけ作りを行ってくれました。
約一か月に及ぶ事前準備や子ども主体の地域との関わり方を考え行動することで、児童は身近な大人と、保護者の方をはじめとする大人は地域の方同士とのコミュニティの形成に繋がったと考えております。
事業当日は、子どもたちの動員のおかげで、多くの方に祭りへ参加して頂くことができました。また、城北地区太鼓の皆さんや、明徳地区の明徳音頭の皆さんにもご協力いただき、当日参加して頂いたからこその新たなコミュニティの場を体感していただくこともできました。
2020年度の活動
1.『思いやりのある家族のようなまちを目指す取り組み』
年当初、上記の委員会テーマに対して『共助を広げたい』と考えました。一例として、地域食堂をご存知でしょうか?近年全国的にも話題となっている子供食堂を鳥取独自に進化させたものです。子供だけでなく、高齢者、障害者、独居老人、引きこもりと対象者を包括的に広げています。しかし、その地域食堂は未だ未だ発展途上にあり、因幡市民への認知や支援が足りていません。この新たな因幡地域独自のコミュニティを、因幡市民に波及し、新たな支援側となる地元企業が地域サポートネットワークに加盟するキッカケを作りたいと考えていましたが、新型コロナウィルス発生によりコロナ対策委員会と変更になりました。
2.新型コロナウイルス対策委員会
職務報告において議案上程が出来ずに事業が出来ませんでした。そんな中、聞き取りで関わった、中央福祉人権センターさんから、鳥取大学の留学生に対する食材支援のボランティアを行わせていただきました。また、議案上程はできなくなりましたが、因幡地域の為に何かできる事をと考え、清掃活動を行わせて頂きました。
3.グローバルユース国連大使
新型コロナウィルスの影響でオンライン開催。日本から10名、世界から10名の狭い枠の中で、青翔開智高等学校、1年生の福田晃己くんが見事に任命されました。福田晃己は精力的でオンラインセミナー中の議会でも議長を務めるなど率先して行ってくれました。平井知事、深澤市長への表敬訪問でも堂々と大使としての意気込みを語り、そういった活動から山陰中央新報さんにも特集記事を掲載いただき、また「鳥取若者SDGsネットワーク」にも任命される事となりました。現在は安全な水とトイレを世界中に目指し企業向けアプリの開発を行っています。当委員会として福田大使の活動サポートのため教育委員会を通し鳥取市の小中学校57校にポスター掲示の進行中です。元々人前で話すことやプレゼンが苦手だった福田くんが、表敬訪問やオンラインディスカッションを通して緊張しなくなったと聞いております。引き続きサポートも行っていきたいと考えています
4.全国大会
当初は引率対応でしたが、新型コロナウィルスの影響によってWEB開催となりました。そんな中でも全国大会登録への意義を感じて頂き、84人中69人が登録。82%の高い水準となりました。
5.最後に
本年度の因幡コミュニティ委員会のメンバーには非常に高い参加率を持って、委員会活動、諸会議、清掃活動等にも率先して参加して頂きました。議案上程は叶いませんでしたが委員会メンバーには積極的な姿勢を見せて頂いた事を心より御礼を申し上げます。