理事長日記 CATEGORY
2019年3月
価値観が多様化してきた理由は、因幡の歴史ルーツを知っている人間が少ない。ルーツがわからないから、お金とかものとか物質的な欲求と時代の流行り廃りで価値観が複雑になって地域の価値観が一致しない。価値観を統一できていない状況で鳥取に「あれが大切これが大切」という議論はおかしい。因幡のルーツを因幡市民が認識することで、大切にしたいことをしっかりと捉え、それから議論するべきではないか?私はJCメンバーに「ぜひ協力共感をお願いしたい」そう伝えました。アイデンティティ=同一性。そんな言葉が魅力に感じています。
もう一つ。父が亡くなりました。葬儀にご参列頂いた皆様本当にありがとうございます。ちょうど先月、因幡地域の過去を振返ろうと考えていた中、父の死から自分の過去も振り返る機会。なぜ、今自分がこのような立場でこんな事を考えているのか?一体何をしようとしているのか?いろんな疑問が次から次へと・・・・・・
不思議なものでこんな疑問に追われていること自体が私にとっては面白いと感じています。今の自分の状況が嬉しければ誰かのおかげであり、嫌であればだれかのせいであり、そんな事を思いながら出てきた答えは「世の中いいとか悪いとかそういう事じゃなく捉え方なのだ」そんな風に感じて、3月も終わります。
2019年2月
という事で我々のJC先輩である岩成OBにご紹介いただき、鳥取歴史振興会森本会長にお会いしました。こんなに地元の歴史に情熱を持たれている方が存在しているのだと感じ、因幡の歴史を真剣に勉強してみようという話になりました。森本会長は因幡の歴史を映画化されていて、まず上映会を行いました。上映会の中で会長は「因幡っていうのは、これだけ誇りを持った人たちが我々の現代を築いてくれている、鳥取の人には認識がほとんど無く、ほんとにみんな情けない。鳥取の先人は大きな誇りを持ち、未来のために我々のために築いてくれた、そういう足跡を皆さん認識してほしい」と熱く語って頂きました。
私は理解すればするほど「ごめんなさい」過去の人たちにあやまりたい、そんな気持ちになりました。
確かに、これまで自分の地域に対し考えたことも認識しようとした事がない。地元の人たちが外に向かって「鳥取に来ても何もないよ」というよく聞くセリフ。何もないというのは物質的なことではなく、この事なのだなーと私は解釈しました。新年祝賀会の場で言わせて頂いた「因幡維新と呼ばれるようなまちづくり」これは因幡市民が自分の背景を捉える事のみでできそうな、そんな印象を感じた2月でした。
2019年1月
さて、年度のスタートを感じる研修会員研修会、若草学園施設交流会の計画が上がってきました。本当に内部にも多種多様な意見があり、委員長もそれに耳を傾け、意見に向き合って事業を形成していきます。私からは「ネガティブではなくポジティブにとらえて議案に向き合っていただくように」と理事皆に強く伝えました。議案は委員会の集合認識で作っていくものなので、反論により自分の主張がくじけそうになる事もあると思います。しかし議論を無視して推し進めてしまうと共感が得られないまま、物事が進んでいってしまう。周りの意見に寄り添い共感を得ながら事業を組み立て、最終何のコミュニティだったのか?この事業で何を伝えていきたいのかが大切です。意見、アドバイスやフォローが前向きな方向で機能していかないとと強く感じています。あくまでも事業立役者は委員長の率いる委員会ということは忘れずに。「この一年みんなが楽しくありますように」と願いながら初月が終わります。