理事長日記 CATEGORY
若草学園への支援
2021年10月11日
若草学園との交流は鳥取青年会議所が出来た1959年から続く伝統ある取り組みの一つです。
本年度は昨年から続くコロナ禍の影響もあり、交流事業は行えませんでしたが鳥取青年会議所からの支援金と手作り遊具などの贈呈にいってまいりました。
園長先生から現状のお話しを伺い、園に通う子供たちは増えているようです。
なぜ増えているのかというと保育園や幼稚園では年中や年長になるとみんなで踊りやリレー、傘踊りなど同じ行動を行うことが多いのですがなかなかついていけない子もいるようでそういった子が若草学園に通ったり、放課後だけ来たりしているとのこと、
私たちが知らない保育の現状も知ることが出来ました。
世界はダイバーシティーやインクルージョンが大切と言われていますが日本はその格差が私たちが子供の頃より大きくなっている気がします。
青年会議所のメンバーとして本当に必要な支援や取り組みとは何か。
課題意識をしっかり持ち、引き続き若草学園さんとの交流を行っていきたいと考えています。
2021JCIグローバルユース国連大使
2021年10月10日
数ヶ月に亘り本事業に参加し、多くの学びと出会いがあったようです。
これからはこの二人が我々、鳥取青年会議所の活動エリアである因幡地域においてSDGsをはじめ今回の事業で学んだことを地域に発信すべくアクションに起こしていきます。
引き続き鳥取青年会議所がしっかりサポートし、彼女たちの成長と地域の発展に寄与してまいります。
CWAP
2021年9月22日
皆さんこんにちは理事長の澤田です。
9月20日防災委員会の事業「MIRAIへつながる第一歩」が開催されました。
本事業は要配慮者への防災支援ということをテーマに災害時の防災のあるべき姿を考え、事業を構築してくれました。
冒頭のCWAPは要配慮者の方々の頭文字です。
これ以外にも障害のある方なども要配慮者に入ります。
もし、今、未曽有の大災害が起きたら私たちはどのような行動を取るべきなのか?何ができるのか?
ここには普段からの意識と練習または正しい知識が必要です。
本事業はオンライン形式で多くの学びをもらえる事業となりました。
冒頭は本事業の講師である秋富先生をお招きしご講演して頂きました。
秋富先生は福知山脱線事故?東日本大震災など多くの災害現場を医師としてまたは災害支援のプロとして現場でご活躍されたご経験を持つ災害現場のスペシャリストです。
ご講演の中で印象的だったお話しをご紹介します。
「ある災害現場で被災地の体育館に行った際、多くの方が体育館の中に避難されていました。
現場責任者の方から「ここは皆さん落ち着かれているので大丈夫です。」とお伺いし安心していました。
その日の夜その体育館を見回りしていると端っこの真っ暗なところで母と子の親子がいてお母さんが子供の口を一生懸命泣きながら押さえている光景を発見したのです。「どうされたんですか?」とお伺いしたところ「子供が騒いで他の方に迷惑がかかるので」と泣きながら子供の口を押さえられていたのです。その子は口を押さえられ高熱を出していました。私は気づいてあげられなかったのですが、その子には障害があり大きな声を出してしまうので体育館の隅で口を押さえられていたのです。体育館と災害という過度なストレスの中で心無いことを言われたり、そういった扱いを受けることもあります。災害時は大きな声の人から手当や救助を受けます。本当に支援が必要な人は声が出せなかったりします。そこで大事なのはInformation Managementで声なき声を聞くことと正しい知識を持っておくことなんです。」このお話しがとても印象に残っています。
また、秋富先生からはトイレに行く際に女性や子供を一人にしないなど誰でもできる支援もあることも教えていただきました。
残念だったのは本来であれば多くの方に体験もしていただける事業だったのですがコロナ禍ということでオンラインでの開催になりました。しかし、この事業は私たちが見落としがちな要配慮者への視点と正しく災害時の対応ができる知識を養える素晴らしい機会になりました。
開催してくれた山根委員長はじめ委員会のメンバーの皆さんに感謝いたします。
引き続き、この事業がしっかり運動となるよう地域の方にもお伝えしていってください。
本当にお疲れ様でした!