理事長日記 CATEGORY

京都会議2

2021年1月24日
引き続き京都会議
午後からのメインフォーラムは
「地域イノベーションプロジェクト 地域とつながり共に創ろう 日本の底知れぬ可能性を」
質的価値の理解度を高め、どのように創造していくのかという内容でした。
個人的にとても共感できる部分が沢山ありました。
多くの人が地域のことを「なになにだから」とよく言ってしまいます。例えば、田舎だから、とか人が少ないから、とかそうではなく「なになにだからこそ」の「こそ」をつけて話すと、全く別の意味になるというお話しでした。
正に「だからこそ」という言葉を使うことで、私たちが見ようとしていなかった、新しい可能性を見つけられるのかもしれません。質的価値は他にも、個人が良いと感じる、感覚だというお話もありました。ヤマガタデザインさんの教育施設の映像がありましたが、それを見て、こんなところに自分の子供を通わせたい、と思う感覚が大切で、正に、質的価値とは、こういった感覚から感じる価値のことだ、ということでした。
鳥取青年会議所でも、今年度、ティール組織という言葉を取り入れました。今まで、こうだったからということではなく、一人ひとりが考えて、組織を良くしていく、ということを目指したいからです。正に、それこそ質的価値の向上です。
青年会議所はヒエラルキー組織だと言われます。しかし、これ、実は日本青年会議所だけです。私はトレーナーとしてJCIの理念や価値観についてお話しさせていただくなかで、一度も、青年会議所の組織をヒエラルキー型組織だと、言ったことはありません。私は、JCIという組織の理念に沿って、組織もあるべきだとお伝えしています。しかし、メンバーの多くは組織で動くということは、ヒエラルキーの中で動くということではないのか?と思っています。私はそもそも、その考え方、つまりヒエラルキー型組織だけが組織の形ではないと言いたいのです。もっと、JCという組織を学べばJCIの組織の理想が見えてきますし、その組織論は、昨今の組織論の最先端のものであると、私は考えています。長くなりましたが、青年会議所という組織が、今、何を考え、社会がどのようになっていくべきなのかが分かるフォーラムです。ぜひ、ご視聴ください。
3人、座っている人、立っている人、、「Powerd by zoom」というテキストの画像のようです
■メインフォーラム
地域イノベーションプロジェクト
 地域とつながり共に創ろう 日本の底知れぬ可能性を
講師:亀井善太郎氏(PHP総研主席研究員)
   山中大介氏(ヤマガタデザイン株式会社)
LIVE配信

京都会議は続く・・・

京都会議1

2021年1月24日
みなさんこんにちは理事長の澤田です。
青年会議所では毎年1月に「京都会議」という大会が京都の地にて開催されます。
私も毎年、京都に行き様々なファンクションに参加し、最終日には会頭の年頭所感を聞く、ということを毎年続けてきましたが、今年はコロナ禍ということで、全てのファンクションがWEB配信になり、本当に時代は変わったなーという京都会議でした。私もWEBから自宅や会社で参加しましたが、多くの学びと気づきを頂きましたのでシェアしていきます。
まずは、金曜日から各種セミナーがWEB上で行われました。青年会議所の仕組みの一つに、トレーナー制度というものがあります。メンバーの中から、メンバーに様々なことを伝えたり、教えたりするセミナーを行う、トレーナーを育成し、そのセミナーをLOMといわれる青年会議所で開催し、学んでもらうという仕組みです。現在33,000人のJCメンバーが全国にはいますが現役トレーナーは2021年1月時点で15人もいません。まぁトレーナーの話は良しとして、私も現役トレーナーとしてセミナーを開催させていただきました。参加者は全国の入会3年未満の方が多かったのですが、私のセミナーではJCの理念、組織論、SDGsのことも交えながら、お話しさせていただきました。私はトレーナ活動を通して、各地の現状などを学んできたのですが、そのことは理事長になりとても生きています。理事長になった本年も鳥取青年会議所メンバーだけでなく、日本全国のメンバーに私の大好きなJCの話をしていき、一人でも多くの若者を成長させ、日本の発展に寄与していきたいと思います。

そして、2日目の土曜日は総会から始まりました。総会では、日本青年会議所の方針や報告などを各地にある691の青年会議所の理事長が決議をする場です。青年会議所は地域の為に存在します。日本青年会議所という組織も各地の青年会議所から出向者を募り運営しています。その方向性を決議するのは各地の理事長なのです。日本全体で推進してくこと、世界との繋がりや民間外交について、そして地域で活用できる方針など、出向者で構成されている日本青年会議所では、様々なことを考えています。理事長はその方針についてLOMを代表して、総会に出席し、票を投じ役割を担っています。総会への出席は、理事長として、最も重要な仕事の一つです。年間に何度か開催される総会に参加し、しっかり情報交換を行っていきたいとおもいます。

京都会議は続く・・・

2021年1月17日
皆さんこんにちは、理事長の澤田です。
昨日は鳥取青年会議所の臨時理事会が開催されました。
理事会は毎月一回開催されているのですが特別な理由がある場合は臨時で理事会を行うことが出来ます。
1月の理事会では年当初ということで、必ず決めなければならない議題がいくつかあります。
しかし、その議題が1月理事会で通らなかったので改めて、理事の皆様に集まっていただき、臨時理事会という流れになりました。
理事長として、集まる必要のない会議を開催し、理事の皆様と設営をしてくれたメンバーの土曜の夜というご家族との貴重な時間を頂き、本当に申し訳なかったと思っています。
更に、会議の中でも私の理事長としての力不足もあり、良い進行が出来たとは決して言えず重ねて申し訳なかったと反省しています。
ただ最後までお付き合いいただき一つの結論を出せたことは皆様の貢献に感謝しています。
本当にありがとうございました。

日が変わり、今日はお茶の先生の初釜に行ってきました。
私の初釜は毎年、まず待合で「どうだったっけな?」と作法を確認するところから始まります。
お茶を習い始めて4年くらい経ったと思いますが毎年、同じことを繰り返し、本当に進歩の無い自分に情けない気持ちになります。
そして、今年は何を思ったのか正客を買って出て茶室に入っていきます。
半信半疑の作法を行いながら茶席につきます。
亭主(先生)の来るのを待ちながら釜を見ていて「次の作法はどうだったっけな?」と考えていたときに先生が入ってこられました。
先生は私の不安を察したのか、にこりと笑い、何気ない話から始めてくれました。
なかなか稽古に参加できずいつまでも進歩しない私ですが茶席で先生はいつも、それを気にせずお茶を楽しむことを態度や姿勢で示してくれます。

お茶の世界はお互いが普段から稽古をし作法や形を練習します。
そして茶席が試合です。
その作法や形をお互いが行うことで空間が作られます。
しかし、その試合では誰も間違っているとは指摘しません。
亭主にいたっては、客のことばかり考え、どうやって恥をかかせないかを常に考えています。
抜けている作法でも、指摘せず、さもなかったことのように相手に悟らせず進めて行くのです。
では、どこで恥を感じるのか。
それは、誰かに教わるのではなく、自分が感じるのです。
お茶の作法も知らない日本人の自分を勝手に恥じるのです。
日本人とは本来、そういった、やさしさの中の感じる力で、学び、成長する文化を大切にしてきたのかもしれません。

お茶は本当に素晴らしい文化だと思います。
日々、忙しい時間を過ごさせていただいておりますが、今年もまた、恥の多い一年を過ごしていこうと決意を新たにした出来事でした。
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