2016鳥取青年会議所 田淵理事長 の“考動の追及”ブログ
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新しい資本主義の確立とは?・・・答えはここにあります。
会社事務所より・・・
梅雨も明け、真夏日よりかと思いきや、思いきや、さほどでもなく・・・
夏物商材の売れ行きに不安を覚える今日この頃かな。
とまあ会社の懸念事項は置いといて、皆様如何お過ごしでしょうか?
私は今日も毎朝、神棚の前で
「日々を精一杯生きる!」
とマインドセットしつつ、
充実した日々に感謝感謝の毎日です。
今日のブログネタは・・・
7/16?17横浜の地で開催されたサマーコンファレンスのレポートです。
テーマ自体が非常にシンプルなんだけど、
少し解り辛いかもしれないので、
出来る限り誰にでも解り易く報告するよう心掛けますね。
今年もサマーコンファレンス2016あらゆる国家レベルの問題に対する
警鐘なり、問題提起、改善の答え等
日本青年会議所の調査研究、検証結果の発表の場でありました。
そんな中でも京都会議のテーマ
「パラダイムシフト」(既存の価値観から新しい価値観への転換を意味する)から、、、
一つのストーリーのように繋がっている一貫したメッセージを感じました。
今回のその核となる、
最終日のクロージングフォーラム
「アウフヘーベンフォーラム??共感経済社会の確立?」
について更に掘り下げたいと思います。
そもそも聞きなれないアウフヘーベンとは?
「あるものを、そのものとしては否定しながら、更に高い段階で生かすこと。矛盾するものを更に高い段階で統一し解決すること。止揚。揚棄。」
あぁぁぁ・・・ここで読むのを止めてしまわれない事を祈ります(汗)
フォーラムでは、京都会議から始まった半年に渡る数多くの
VSOP運動
(VSOP(Volunteer Service Oneday Project)とは、本業を通じた社会貢献活動のことです。)VSOPを通じて、あなたのまちを元気にします!
の事例が紹介されました。詳しくは上の特設ページで。
その上で、我々青年期の経営者であり、青年期の若者が、
これからの経営や仕事の在り方、
日本の未来像についてどう考え、どういった観点を持ち企業活動を通した
社会貢献活動を行うべきなのか?
多摩大学大学院教授田坂広志氏、
株式会社今治、夢スポーツ代表取締役岡田武史氏
よりとても強いメッセージを受け止めてきました。
以下の様に本フォーラムのポイントを要訳してみます。
これからの社会はこれまでスタンダードであった国際金融資本主義的価値観はもう通用しないし、限界点に達しています。
本来であればリーマンショックの時点で気付かなければならなかったと思います。
私自身もあれ以降、それ以前から今の資本主義のシステム自体に
日々違和を感じながらすごす日々でした。
その違和感を払拭するために色んな書籍も読みました。
歴史書も読みました。ひっかかること全てインプットしてきました。
そんな中であった田坂広志氏の一冊の本。
目から鱗でした。
そして今回特別講師として急遽登壇された大久保秀夫氏の提唱する
「公益資本主義」の考え方。
約二年前だったと思います。このお二人の書かれた書籍との出会いが
今の自分の価値観を構成しているといっても過言ではありません。
ですので、今回山本会頭が会頭所信ではっきりと明言された一文
「新しい資本主義の確立」
私たちは、変化を迫られる前に変革しなければならない。(中略)
目に見えない資本を使って、目に見えない価値を生み出す、社会全体が潤う「共感経済社会」というべき新しい資本主義を確立しなければならない。
ここに強く共鳴し、
これからの時代を牽引していくべき価値観である信じています。
解釈は簡単です。
懐かしくも新しい日本人の文化と歴史によって育まれてきた「日本型資本主義」であり三方良しなどと表現される「商道徳」なのです。
この価値観こそが、これからの世界をより良き道へ誘うという事。
一部の富裕層が中間層から搾取を繰り返すような既存システムからの脱却。
このミッションを打破できるのは我々の世代ではないのでしょか?
と強くおもいうわけです。
京都会議で「パラダイムシフト」とテーマを掲げ、足元を見つめ直そうと問題的されました。
そこから今回のフォーラムのメインとなるメッセージ。
心にすっと入って浸透していきました。
それらを具現化していくべきか?
→それこそがVSOP運動なんです。
今までの資本主義は「利益」至上主義というか、利益の追求のためなら手段を選ばず、周りを泣かせてでも右肩上がりの成長を続けよう!
極端な表現ですが、そんなグローバリズム的な価値観で成り立ってきました。
そこに日本には元々あった「社会貢献」の観点を添加し、新たな目に見えない資本を集め、強固な経済活動を行うことが、これからの未来をより良き方向に導き、持続可能な社会を構築していくということなんです。
それらの行動は「次の世代のための行動」となり、次の世代へよりよき社会を繋ぐ。
それこそが我々世代の責務ではないでしょうか?
最後に田坂広志氏より我々の世代へ向けて強いメッセージを発せられました。
「日本の資本主義、地域と国の経済を変えて行かなければならない。」
「JCの皆さんはそんな世代のどんな団体よりも考動・実行する集団である。日本の未来の羅針盤になっていただきたい」
「だからこそ私はこの出会いとこのご縁に深く感謝する。新しいルネッサンスを我々が切り開こう!」
速記して書き溜めたので正確な表現ではありませんが、強いメッセージでした。
この時、全ての点がつながって、私自身これからの使命が明確化された瞬間でした。
昨今の風潮にもある「英雄待望論」これはそろそろ諦めなければならない。
こんなに待っても出てこないのだから。
我々がパラダイムシフトを起し、すべき企業活動、民間運動を行い、新しい時代を切り開いていくという覚悟を持って日々を過ごすこと。
先ずはその意識を明確化して日々を過ごすことから始めよう。
これが本当の意味での「地方創生」であると結論付けます。
長々と書きましたが、なにかしら皆様の心に響けば幸いに思います。
最後まで読んでいただいた方へ、心から感謝を表します。
P.S.帰路途中、四役で(ほぼ私と次年度の我がままでしたが(汗))靖国神社へ拝してまいりました。
英霊へ対して、これからの日本を創る一人として。
社会参画委員会の事業の成功を祈念して。