2013鳥取青年会議所 柴原理事長 の"その先へ" Blog
理事長日記 CATEGORY
教育は霧吹きの水
2013年4月 9日
去る7日の日曜日に前期研修会員の最終研修会が終了しました。
昨年同様、宇部神社さんにご協力を頂いての研修でしたが、朝6:30?非常に厳粛な空気の中で非常に意義深い研修会であったと思います。
ここまで研修を受けきた研修会員の皆さんは勿論、研修を実施してきた会員開発委員会のメンバーにも敬意を表したいと思います。
研修会の後は、恒例の理事役員との懇親会。
研修会員と理事役員だけで行う懇親会では、JCのことだけでなく、仕事やプライベートについての会話に花が咲き、人と人の縁を深めていきます。「JCに入って良かったな」と思って頂けるのがこの瞬間にもあると思っています。
この懇親会の挨拶でも申しましたが、今の研修会員さんは蒔かれた種から芽を出したばかりの状態です。
芽が出るまでは各委員会と、会員開発委員会が水を与え続けましたが、これからグングンと育つにはそれなりの環境が必要です。
勿論、種が腐っていてもいけませんが、腐った種からは芽は出ません。
では育つ環境とはどのような環境でしょう?
陽が当たり過ぎても、陽が少な過ぎても駄目です。
適度に水を与え、茎が曲がればまっすぐに補強し、枝や葉が増えれば切り落とすことも必要でしょう。
要は、「まだまだ手をかける必要がある」のです。
私が就職活動をしていた頃、よく社長さんに面会を求めました。勿論会って頂ける方とそうでない方がおられましたが、会って頂いた方の一人に飲食関係で一部上場企業の社長さんがおられました。
その方には多くのことを教えて頂きましたが、忘れられない言葉が一つあります。
それは「教育は霧吹きの水のようなもの」という言葉です。
霧吹きの水はすぐに蒸発して乾いてしまうので、吹き続けないとすぐに効果を失うという意味です。
最近はよく企業でも団体でも「若手がダメだ」と言いますが、霧吹きを吹き続けていない結果です。
是非メンバーには今回の研修会員さんに、まだまだ手をかけて頂きたいと思います。
会社で人が育たないという人は、「部下は厄介でかわいい生き物」と思われると良いかと思います。
霧吹きの水はすぐに蒸発しますので。
本日は4月の理事会です。
今日の理事会でも、私を含めた理事役員全員が学びの機会を頂きます。