鳥取青年会議所(JCI鳥取) 『結ぶ』 > 2025年度理事長予定者

2025年度理事長予定者

2025年度 鳥取青年会議所 第67代理事長予定者

2025年度 鳥取青年会議所 第67代理事長予定者

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鳥取青年会議所における履歴

2015年 LOM:新生鳥取砂丘政策委員会 委員
2016年 LOM:人間力開発委員会 委員
地区:副会長補佐
2017年 LOM:総務渉外委員会 副委員長
日本:デフレ完全脱却推進会議 委員
2018年 LOM:因幡の魅力発信委員会 委員長
日本:渉外委員会 委員
2019年 LOM:60 周年実行特別委員会 副委員長
日本:SDGs 推進会議 委員
日本青年会議所公認資格: SDGs アンバサダー 取得
2020年 LOM:社会参画委員会 委員
日本:サマーコンファレンス運営特別委員会 委員
地区: SDGs 推進会議 副委員長
2021年 LOM:次世代教育委員会 委員 兼 出向理事
日本:組織戦略会議 委員
ブロック:組織改革委員会 委員長
日本青年会議所公認資格:理念共感プロモーター(2021 年〜2025 年)取得
2022年 LOM:常任理事
JCI 公認資格:国際グローバルネットワーカー 取得
2023年 LOM:副理事長
2024年 LOM:総務渉外委員会 委員 兼 LOM 監事

はじめに

あなたは何かに挑戦せずに躊躇ったり避けてしまった経験はありますか?
私は沢山あります。今、この場に立つことさえも躊躇いがありました。
きっとこの場は、私にとって、未知の挑戦となる場所であるからだと思います。
挑戦のない慣れた環境が居心地良いからだと思います。
しかし、その場所から一歩外に踏み出してみると、出来なかったことが出来たり、信頼してもらえるようになったり、仲間に支えてもらえたり、一歩踏み出す勇気が明日へと繋がることは信じています。
そしてその勇気が持てたのは、JCをしていたから、仲間がいてくれたからと、感謝を持って、この場に立っています。

私は、2014年冬の鳥取砂丘に屋台出店をさせて頂きました。冬の砂丘は、砂丘イリュージョンのお陰で、煌びやかなイルミネーション、温かい料理、多くの笑顔が溢れ、毎日が光り輝いていました。そんな中、寒い吹雪の中でも、師走の忙しい中でも、白いジャンパーを着た青年会議所メンバーが毎日砂丘に通い、設営をしている姿を、商売をしながら横目で見ていました。大変なはずなのに、どこか楽しそうで、どこか誇らしそうな青年会議所メンバーの皆さんの背中に、「私にも何かできることはないだろうか?私もやってみたい!」と心が動いたことを覚えています。気がつけば、2015年1月に私は鳥取青年会議所の門を叩いていました。私自身、リーダーたちの背中に、青年会議所の運動に巻き込まれた市民の1人であったと思います。この組織は「私もやりたい!変わりたい!」というポジティブチェンジを起こしていく、若者たちに最も影響力のある団体であることを、その時私は、私自身が体感し、確信したのです。
 入会から10年の歳月が流れ、今の私は、憧れた先輩方の様になれているだろうか。私がこのまちのために出来ること、この青年会議所のメンバーのためにできることは何だろうか。私が参加させて頂いた国際アカデミーにて「Pay it forward」という言葉と出会いました。この言葉は「恩送り」という意味で、「恩返し」の頂いた恩をその方に返す事とは異なり、頂いた恩を次の世代に送り続けることと教わりました。この連鎖こそが次代の担い手を創り、持続可能な組織や地域の礎となります。地域の皆様や、先輩諸兄の皆様から頂いたご恩を、青年会議所メンバーや未来を担う次世代へと送っていく事が私の恩送りであり、今の私に出来る役割です。

輝きの起点となる組織

 私は、青年会議所はつくづく「思いやり」であると思います。「思いやり」の幅が広がる場ともいえると思います。始めは、自分、家族や会社にだけ向けられていた想いが、先輩に引っ張られ沢山の機会に参加させて頂き、地域の皆様にお世話になりながら未来の姿を創造すると、だんだんとメンバーのため、地域のため、まだ見ぬ誰かのために一生懸命になる。だからこそ、「JCはここ因幡地域に様々な変化を起こすことが出来る。」そう考えています。
 近年では、会員数の減少が起きています。原因の一つに、退会者の増加があげられます。「青年会議所はなぜ存在するのか?」理念を腑に落とし、「なぜ自分は青年会議所にいるのか?」自分の目的と組織の理念が身近に感じられたら、一人ひとりが「自分もやりたい!」そう思える組織になるはずです。まちに「やりたい!」を拡げたければ、起点である自分が「やりたい!」って思わなければ運動なんて起きるはずがない!!と思っています。組織を輝きの起点とすべく、メンバー一同で邁進してまいります!

社会への恩送り〜挑戦が新たな挑戦(希望)となる〜

 我々Jayceeは、「明るい豊かな社会」を築くことを宣言していますが、どうなれば「明るく豊かなのか」、どうなれば「より良いのか」は明確ではありません。
 そんな中、鳥取青年会議所では2019年より10年間の中期運動ビジョンとして「郷土愛あふれる因幡」を推進しています。そして日本青年会議所では、2020年に超長期ビジョンとも言われているJC宣言を改訂し、「輝く個性が調和した持続可能な地域」を目指す、そんな宣言を提唱しています。
 私はこの2つのビジョンの実現は地域の皆様との約束であるとも捉えています。この約束を叶えるために、2025年度としては、【誰でも挑戦・活躍できるダイバーシティであり、『因幡地域が大好きで「住みたい、戻ってきたい」そう思える社会にする事を描いています。
 だからこそ2025年度も引き続き、「郷土愛あふれる因幡」をストラテジックプランを活用しながら運動を継続してまいります。

 2025年度は、2つの事業系委員会を設置して社会課題の解決を図っていきます。
 1つ目の課題は、(アートと文化)×人材です。「ブランディングできる人材の育成」
アートと文化は、地域への理解や愛着を深め、より良い地域づくりに直結する重要な要素です。現在、アートと文化に対して課題となっているのが地域の事業や文化を支える担い手の減少です。原因の一つとして、運営組織の高齢化などを理由に、情報ソース過多な社会においてのブランディング不足があげられます。この課題を解決するには、若者の主体的な活躍が必要不可欠です。
県西部には米子アリーナ、県中部には県立美術館が整備され、近隣地域が目に見える発展のキッカケを得る中で、そのキッカケは因幡市民の皆様も自分の地域の事を考えることが出来る好機になるのではと考えます。若者と地域の距離をさらに近づけ、新たなまちの担い手として挑戦できる環境となる事を目指して運動を展開します。

 2つ目の課題は(教育/子育て)×経済です。「子供の貧困対策」「教育関連費解消」
教育は国家百年の計といわれ、一人ひとりの生き方や幸せに直結する重要な要素です。現在、教育に対して課題となっている一つが貧困による教育格差です。鳥取県では子供の7人に1人の世帯所得が年収145万円以下で生活している相対的貧困環境にあり、小中学生ではおよそ1万2000人いると言われています。経済的な理由で塾や習い事を諦めた家庭は70%弱にものぼり、世帯収入差による進学希望の乖離は顕著に表れております。我々が幼少期の頃は自治会行事などからも多くの学びを提供いただいていましたが、近年では学校以外での学びの場はますます減る一方です。この課題を解決するためには、大人に共感頂く環境を整え、現状を知るきっかけが必要です。我々には、勉強を教えることも、金銭を支えることも出来ません。ですが、私たちにはJCならではの多くの成長の機会の提供は得意です。未来を担う子供たちが未来を諦めずに挑戦できる環境となる事を目指して運動を展開します。

最後に

 最後に、2025年度、「挑戦」「実行」そんな言葉をスローガンにしていきたいと考えます。
 自らに、組織に、社会に、誠実に向き合い、課題解決を確実に実行していく事を改めて大切に感じて欲しいと考えます。コロナ禍で何もできない時期を過ごしたからこそ、今、まずは実行出来ることを喜びにも感じています。
 私は「より良くなりたい」と願いこの場にいます。そして私に関わる全ての人が「より良くあって欲しい」とも思っています。未来のことは、誰にもわかりません。しかし、誰かの手に委ねられている事は明確です。私たちの未来を「明るく豊かに」できるのは私たち自身です。一人ではできなくても、同じ志を持つメンバーが隣にいればきっと未来は変えられます。
 さあ、自らが変革の起点となり、素晴らしい未来を共に作りましょう。
 笑顔が溢れ、挑戦が続く未来を創るために。志高く実行へ。
 共に、「やりましょう!」

(一社)鳥取青年会議所

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